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S状結腸がん・ S状結腸癌治療の知識と情報

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S状結腸がん・ S状結腸癌治療の知識と情報

S状結腸がん・ S状結腸癌治療における漢方医学療法

漢方医学療法研究会は漢方医学療法が、がん闘病者の治療の福音になればと研究を重ねてきました。
漢方医学療法の作用の一部を闘病者の声として頂いており、声の中から重要度の高い項目に関しての資料をご用意しました。
当研究会の研究成果や実績については「漢方医学療法のがん治療研究における成果」をご覧ください。

□医療相談
S状結腸がん(S状結腸癌)ステージの進んだ3期、4期(末期)のS状結腸がん(S状結腸癌)では次の様な転移や症状が見られます。
局所再発、リンパ節転移、肺転移、肝臓転移、腹膜転移、骨転移、脳転移、副腎転移、脾臓転移、腸閉塞、腹膜播種、癌性腹膜炎、腹水、むくみ、体力の低下、衰弱、痛みなど。

S状結腸がん(S状結腸癌)治療に不安や行き詰まりを感じたり、化学療法(抗がん剤治療)の副作用の軽減、QOL(生活の質)の向上、延命、治癒を目指すS状結腸がん(S状結腸癌)の治療法を検討されている方。
お問い合わせをお考えの方はまず「漢方医学療法を始めるにあたって」をご覧ください。

西洋医学との併用、あるいは西洋医学以外のアプローチ方法もございますので、S状結腸がん(S状結腸癌)治療無料相談よりお問合せ下さい。

□S状結腸がん(S状結腸癌)とその症状

結腸は身体の消化管システムの一部です。
消化管システムは食事から得られた栄養素(ビタミン、ミネラル、炭水化物、脂肪、タンパク質、水分)の消化吸収と老廃物を体外に排出する役割を担っています。
消化管システムは食道、胃、小腸そして大腸からなっています。
大腸の最初の約1.8mを占めるのが結腸です。

大腸の最後の12.5cmが直腸と肛門管です。
肛門管の端が肛門です。

大腸は、結腸(けっちょう)と直腸(ちょくちょう)に分類され、結腸はさらに虫垂(ちゅうすい)、盲腸(もうちょう)、上行結腸(じょうこうけっちょう)、横行結腸(おうこうけっちょう)、下行結腸(かこうけっちょう)、S状結腸(エスじょうけっちょう)、とに分かれます。

S状結腸は、大腸のS字形の部分で骨盤内にはいっています。
この結腸に発生したがんがS状結腸がんです。



S状結腸がんの注意すべき症状は、もともと便秘気味という場合は別として、下痢と便秘を繰り返すようなケース。
腸内ガスの頻発に伴う痛み、腹部膨満、腹部膨満感あるいは疼痛性痙攣。
原因不明の体重減少。
極度の疲労感。
嘔吐。
便の表面に血液が付着していたり、便の中に血の塊が混じっていたりするようなケース。
細い便しか出ていないようなケース。
直腸とともに肛門に近い部位であり、出血の症状が痔に類似しているため「痔の出血だろう」という自己判断で見過ごされやすいことが多いのが特徴です。

□S状結腸がん(S状結腸癌)の発がんリスク因子

病気を発症する危険を高めるものをリスク因子と呼びます。
リスク因子があるからといって、がんになるとは限りません。
また、リスク因子がないからといって、将来がんにならないわけではありません。

S状結腸がん(S状結腸癌)の発がんリスク因子
・50歳以上の人。
・結腸がんおよび直腸がんの家族歴。
・結腸、直腸、卵巣、子宮内膜および乳房にがんの既往を持つ人。
・結腸にポリープをもつ人(小さながんではない腫瘍)。
・潰瘍性大腸炎(大腸粘膜に潰瘍ができる病気)またはクローン病の既往を持つ人。
・家族性腺腫様ポリープ症や遺伝性非ポリポーシス結腸がん(HNPCC;LynchSyndrome)といった遺伝的条件を持つ人
・口内細菌(歯周病菌等)や腸内細菌叢のバランスの乱れ(がんの知識と情報 細菌叢(ヒトマイクロバイオーム)とがん(癌) を参照)
・活性型ビタミンDの不足

□S状結腸がん(S状結腸癌)の検査

結腸がんを発見し、診断するには、以下のような検査があげられます。

病理所見と既往歴:しこりなどの疾患の微候がないか、身体の一般的健康状態を調べます。また患者さんの生活習慣や過去の疾患、治療の病歴についても調べます。

直腸指診:直腸の検査で、医師あるいは看護師が薄い手袋を着用して指を直腸に挿入し、しこりや異常と思われるような箇所がないかを調べます。

便潜血検査:便(固形便)中に血液があるかを顕微鏡下で調べます。便検体を指定の用紙に採り、医師や研究所が検査します。

バリウム注腸検査:下部消化管の連続したX線像です。直腸へバリウム(銀白色の金属化合物)を含んだ液体を流します。バリウムは下部消化管を覆い、X線撮影を行います。この手法は下部消化管造影法とも呼ばれています。

S状結腸鏡検査:直腸およびS状(下方)結腸の内部にポリープ(小さな隆起組織)、異常な箇所、がんがないかを調べます。
S状結腸鏡は直腸からS状結腸に挿入します。
S状結腸鏡は観察のため、ライトの付いた細い筒状の装置です。
組織片やポリープを切除したりするための器具がついていることがあり、がんの徴候に対し、顕微鏡下で観察されます。ポリープや組織サンプルを生検に用います。

バーチャル結腸内視鏡:コンピューター断層撮影と呼ばれるX線の連続撮影法を利用して結腸の一連の画像を作成する検査法です。
コンピューターにより画像がまとめられ、結腸内部の表面のポリープや異常な領域も明らかになる詳細な像を作ります。
この検査はコロノグラフィーまたはCTコロノグラフィーとも呼ばれています。

生検:細胞や組織を採取し、顕微鏡下でがんの徴候があるかを病理学者が調べます。

これらの検査結果で、S状結腸がんと診断された場合、がん細胞が結腸内にとどまっているか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で検査を行います。
がんが結腸にとどまっているか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べる過程を「病期診断」といいます。

□病期診断検査
病期診断検査で集められた情報により病期を確定し、治療計画を立てます。
次にあげる検査と手順は病期を判断するために使われます。
□S状結腸がん (S状結腸癌)の治療をはじめるにあたり

S状結腸がん (S状結腸癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット・デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 最終的な治療方法を患者さんが主体となって決定する時代になりつつあります。

S状結腸がん (S状結腸癌)の治療をはじめるにあたり「がん(癌)治療の知識と情報」に詳しくまとめましたので是非参考にしてください。

また医療の進歩とともに治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド・オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。

詳しくは「インフォームドコンセント」と「セカンド・オピニオン」をご覧下さい。

□S状結腸癌に関する情報は、結腸がん・結腸癌治療知識と情報を参照ください。