36年間の基礎研究と23年の臨床実績

漢方医学療法と薬の違い

漢方医学療法と薬の違い
薬とは西洋医学に基づき特定の症状に対して対処可能な状態にした化学物質で関与成分とその作用機序を明らかにしたものです。
医薬品は治験を行い有効性を示すことで先発医薬品(新薬)として承認されるため、症状に対処するための信頼性が高いというメリットがあります。
一方で、薬剤によっては本来の目的以外悪影響を及ぼす「副作用」のリスクがあります。
極端な例ですと便秘薬の薬剤は、毒性のある成分を利用して下痢を意図的に起こすものであっても薬剤として採用される可能性があります。

現代の癌治療で広く使用されている抗がん剤にも度々、服用中、服用後の副作用の重さが指摘されております。
抗がん剤(プラチナ製剤とその関与成分)はDNAの2重鎖を切断したり、DNAの誘導することで細胞をアポトーシス(細胞死)へと誘導させますが、この作用には細胞選択性が無く正常細胞とがん細胞を区別なく攻撃して人体に様々な悪影響を及ぼす原因となります。
がん細胞は正常細胞と比べて、代謝活動が異なり薬剤耐性を獲得しやすく抗癌剤の効果が現れにくいため副作用が重くなりがちです。 また、毒性を持つ成分に免疫が反応を起こし、この影響で下痢や頭痛などの症状が現れる場合もあります。

一方で漢方医学療法で扱う日本冬虫夏草には抗腫瘍性成分を数多く含まれていると共に、がん細胞への攻撃を行う様々な免疫細胞(キラーT細胞、ラック細胞、ナチュラルキラーT細胞など)の産生量を増強させると共に免疫の攻撃をがん細胞へと誘導する働きが研究の成果として裏付けられています。
これにより「細胞選択性のある抗腫瘍効果」「がんの転移阻害」「血管新生阻害」「全身状態の改善」「QOLの改善」「悪液質の改善」「抗酸化ストレス作用」「代謝改善」「抗炎症作用」「造血機能回復作用」などが期待できます。 民間医療や伝統医療などで問題視されているエビデンスレベルの低さに関しても漢方医学療法研究会では日本冬虫夏草の独自に薬理研究を行っており、その関与成分や作用機序等が徐々に明らかになっています。 これまでの研究結果は複数の論文発表や学会誌などにも取り上げられると共に特許の取得も行っておりこれまでに延べ6万人以上に飲用されてまいりました。 この点から考えて、漢方医学療法は他の健康食品を利用したものと比べて、高い信頼性がある療法であるといえるでしょう。